【祝】カラミざかり新作「カラミざかり番外編~貴史と飯田~」 爆速感想&考察
※カラミざかりの個人的考察をしていきます。個人的な解釈を大いに含むため、苦手な方はご遠慮ください。
皆さん、本日4月23日が何の日かご存じでしょうか?
え?シジミの日?
違います。
カラミざかりのスピンオフ第一弾
「カラミざかり番外編~貴史と飯田~」の発売日です!
僕は音速でカラー版とモノクロ版、どちらも購入しました。
そしてvol.3以降、数か月ぶりぐらいに、カラミざかり症候群が再発しました。
カラミざかり症候群
桂あいり著「カラミざかり」シリーズを読んだときに共通して発症する。
心拍数の急上昇、めまい、ふらつき、不眠など、
自律神経失調症の症状と共通点がみられるが、患者は勃起する。
いやー…桂あいり先生は、やはり色んな意味で想像を超えてきました…。
そんなわけで、
今回は「カラミざかり番外編~貴史と飯田~」の感想を書いていきたいと思います。
※以下ネタバレ満載ですので、未購入の方はご注意ください
「カラミざかり番外編〜貴史と飯田〜 カラー版」を読む(桂あいり先生のあとがき付き)
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①飯田里帆の新たな一面
今回のスピンオフを読んで、多くの読者が最も「えっ!?」と衝撃を受けたシーンは、
上記画像のシーン、
貴史「新山来れねーんだって」
里帆「あ、うん…知ってる」
でしょう。
きっと多くの読者は、
「え、里帆が自分の意志で来たの!? 貴史に無理矢理誘われたんじゃないの!?」
と思ったことでしょう。
だって、vol.1からvol.3まで読んで、
里帆の印象って、「いつも流されちゃう娘」って感じでしたもんね。
このシーンのなにが重要かって、
なんといっても、カラミざかりシリーズ初となるレベルで、
里帆が自分の意志で行動したという点。まったく流されてない。
唯一自分の意志で行動したということは、
里帆にとってそれ(セックス)が一番重要なことだという現れですよね。
これまで読者の多くが
「里帆は一体何を考えているか分からない」
と感じていましたが、
この一コマで、
飯田里帆の脳内はセックスだけが占めている
ということが確定したのではないでしょうか。
そう考えると、
今までの里帆の不可解な行動も全て合点がいくような気がします。
御池慧先生が現在リメイクされているカラミざかりを読んだとき、
「里帆がずいぶん性に積極的で、原作と雰囲気違う?」
と感じていましたが、
実はこの、性のことになると一変して積極的になるのが本当の里帆だったんですね…!
(当然、御池先生と桂あいり先生は事前に打ち合わせしているでしょうし、
実はこのリメイク作品にこそ、まだ明かされぬ里帆の本心が詰まっているのかも…)
②暴かれた里帆の本音
上記の下りで、里帆の脳内がセックスのことばかりだと分かりました。
それを前提にすると、
vol.1からvol.3までの間における色んなシーンの見え方が変わります。
例えば、今回のスピンオフにも、vol.3にも、共通して、
3P中に、突かれて乱れる智乃を惚けた表情で見つめる里帆のシーンがあります。
vol.3を読んだ当時は、正直この描写には深い意味はなく、
里帆「普段強気の智乃ちゃんがあんな表情してる…」
という非日常感に浸っているのか、はたまた
里帆「乱れる智乃ちゃん可愛い…」
なんて百合っぽいのもありえるかななんて考えてました(エロ漫画ではよくあります)。
しかし、スピンオフを読んで、
里帆の脳内がセックスのことで満ち満ちていることを前提に考えると、
全く違う考えが頭に浮かびます。
里帆「智乃ちゃんの番、早く終わんないかな…」
そう、もはや里帆にとって友達なんてどうでもよく、
早く自分が気持ちよくなりたい一心で、智乃を見ていた。
だとすれば、
スピンオフで、智乃がいない隙に貴史に一人で会いに行った理由が分かりますよね。
智乃がいなければ、貴史はずっと自分だけを気持ちよくしてくれるからです。
また、vol.3で、智乃との仲に溝が出来ながらも、
智乃をないがしろにしてまで和紀に会いに行った理由が分かりますよね。
里帆にとって、智乃<和紀(自分の快楽)だったからです。
そう、里帆にとって智乃はもはや邪魔な存在だったんです…。
その証拠に、vol.3ラストで垣間見える、その後の里帆の人生には、
女×女×男 形式の3Pのシーンが一つもありません。
すべてのプレイは里帆だけのために行われており、
その後の里帆に、女友達がいる気配もありません。
また、vol.3で、智乃が和紀への恋心を仄めかしたシーン、
里帆は智乃の想いに気付いていないようでしたが、
実はあれは気付いていて、でも気付くと智乃が和紀を独占することになるので、
自分の快楽を優先して気付かないふりをした…。
そして智乃の気持ちを知りながらも、里帆は和紀を独占した…。
なんていう風に見えてきます。
あちゃー…って感じですよね…。
里帆はヤバい男に食い物にされているように見えて、
実は和紀含め、ヤバい男が里帆に食い物にされているとも…。
すべての男は魔性の里帆の手のひらの上なのでしょうか(読者も)。
③スピンオフの個人的感想
さて、スピンオフに関して長々と語ってしまいましたが、
純粋な感想としては、やっぱり
「カラミざかり最高!」
につきます。
vol.2における里帆と貴史の空白の期間は、僕も過去に何度も妄想しましたが、
桂あいり先生は、そんな僕の妄想をはるかに超えるエグさを見せつけてきました…。
色々エグいシーンはありましたが、特にエグかった点は、
里帆への顔射&飲精など、マーキングのシーンが過去一で多かったことでしょうか。
もともと里帆に顔射するシーンはvol.2にもありましたが、
今回はより具体的に描かれており、
さらに「ゴクン」という音と共に飲精したのはシリーズ初だと思います。
ぶっかけられたり飲まされたり、里帆が貴史色に染められてる感がすごい…。
(貴史はわざわざゴム外してまで飲ませるって、どんだけ飲ませたがりなのか…。
きっとあの後も何度も飲まされたんだろうな…と考えると…〇にたい)。
ただ、中出しのシーンはなかったので、そこは救い…?
果たして中出しは、今後のスピンオフで描かれるのか、描かれないのか…。
また余談ですが、竹内先輩ファンの方には朗報です!
先生もあとがきでこう言っておられるので、
竹内先輩メインのスピンオフが今後出る可能性は高そうですね。
では長くなったので今回はここまで!
「カラミざかり番外編 2〜竹内先輩と部室〜」カラー版 前編を読む
「カラミざかり番外編〜貴史と飯田〜 カラー版」を読む(桂あいり先生のあとがき付き)
カラミざかり vol3 カラー版 後編を読む(桂あいり先生のあとがき付き)